競馬AIの的中率と回収率は何が違う?予想結果の読み方

競馬AIの実績を見るとき、的中率だけでは収支は分かりません。低い配当を多く当てる予想と、高い配当を少数当てる予想では、同じ的中率でも結果が変わります。逆に回収率だけを見ても、数レースの偶然による数字か判断できません。予想結果を比較する際は、対象期間と購入条件まで確認します。

的中率と回収率の計算

的中率は、購入した点数のうち、的中した点数の割合です。回収率は、購入額に対する払戻額の割合です。

指標計算方法例
的中率的中点数 ÷ 購入点数 × 10020点中4点的中なら20%
回収率払戻額 ÷ 購入額 × 1002,000円購入して1,600円払戻なら80%

この例では4点当たっていても、払戻額は購入額より400円少なくなります。回収率100%は購入額と払戻額が同じ状態であり、手間やその他の費用を考慮した利益を意味するわけではありません。ここでいう回収率は個人の購入結果の指標で、JRAが公表する払戻率とは別の概念です。

「的中率○%」を見る前に聞くこと

  1. 何を1点と数えたか:単勝、複勝、組み合わせ馬券では条件が違います。
  2. 何レース・何点を買ったか:少数の結果は大きく揺れます。
  3. いつのレースか:検証期間が短いと季節や開催条件に偏ります。
  4. 事前に予想を固定したか:結果を見てから条件を選んでいないかを確認します。
  5. 購入額は一定か:金額を変える方式なら、そのルールも必要です。

「当たったレースだけ」の紹介や、外れた購入点数が分からない実績は、全体の成績として比較できません。

競馬AIの検証でよくある落とし穴

予測時点には公開されていなかった情報を特徴量に入れると、過去検証だけが良く見えます。最終オッズ、結果確定後のデータ、同じレースに関する情報の混入に注意します。モデルを何度も調整した期間は、純粋な未使用データとして扱えません。別の期間を残して最終確認します。

的中率と回収率に加え、月ごとの変動、連続で外れる期間、最大の購入額も見ると、数字の安定性を判断しやすくなります。過去の好成績は将来の利益を保証しません。

比較できる実績表の作り方

日付、レース、予想時点、購入した券種・点数、購入額、払戻額、予想に使ったモデルの版を一行ずつ残します。集計の際は、同じ券種・同じ期間で比較します。購入しなかったレースも記録すると、選択条件を後から検証できます。

モデルの作成手順から知りたい場合は、競馬AIの作り方を参照してください。JRAの競馬の楽しみ方と購入案内や責任ある利用についての案内も確認できます。20歳未満は馬券を購入できません。